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zoom RSS 「ロキシー・ザ・ムーヴィー」フランク・ザッパ&ザ・マザーズ

<<   作成日時 : 2015/11/04 10:13   >>

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フランク・ザッパ&ザ・マザーズの1973年ライヴの映像作品が42年の歳月を経てリリースされた。マザーズ結成十周年記念ツアーのうち、73年12月、ハリウッドのロキシーで三日間行われたライヴをまとめたもの。アルバムでいうと、「ロキシー・アンド・エルスウェア」に相当する。あのアルバムの映像作品かと思ったら、曲が半分くらいしか重複していないし、テイクもほとんど異なる。これは嬉しい。日本語字幕も助かる。かゆいところに手が届くなあ。
結論を申し述べておきますと、これは大傑作なので今すぐ購入するのが正しい。ザッパの映像作品数ある中でベストでしょう。美しいデジタル画像を見慣れた目には少々荒い部分はある(なんせ40年以上前のアナログ画像だ)けれど、それを補って余りある魅力が満載だ。

例えば「ベイビー・スネイクス」ではクレイ・アニメや楽屋裏映像なんかも含まれていて、それはそれで興味深いのだけれど、こちらは純粋にライヴそのものが正確に記録されている。また、カメラワークがきちんとしていて、各人のソロ・パートなど、見たい部分がちゃんとアップされている。これ、音楽モノで重要事項なのだが、案外無視されることが多い。(余談だが、クリームのライヴは酷い。クラプトンがソロをガンガン弾いているのにジャック・ブルースの顔の超アップばかり延々見せられる。)70年代前半に、たった4台のカメラで記録されたことを考えると奇蹟に近い。二度と再現できないコンサートなのだ。よくぞ残してくださいました、よくぞリリースしてくださいましたと感謝するしかない。

マザーズのメンバーもベストな布陣。ザッパ(g/vo)、ジョージ・デューク(key/vo)、ナポレオン・マーフィ・ブロック(sax/vo)、ルース・アンダーウッド(par)、トム・ファウラー(b)、ブルース・ファウラー(tb)、チェスター・トンプソン(ds)、ラルフ・ハンフリー(ds)の8人。翌74年9月のヘルシンキでのライヴ(オン・ステージVOL.2)も超絶技巧でスゴイのだが、その時はブルース・ファウラーとラルフ・ハンフリーが抜けている。まさに唯一無二の記録である。

見所は、まず何と言ってもザッパのギター・プレイ。まあ、これは他の映像でも見られる。次はルース・アンダーウッドの神業の数々。ツイン・ドラムとのコンビネーションは完璧。くわえ煙草で黙々と(煙だからモクモクと?)演奏するトム・ファウラーの様子は、超絶技巧の難曲を演奏しているとはとても思えない。ナポレオン・マーフィ・ブロックのコミカルなパフォーマンスも、ブルース・ファウラーの正確無比なプレイも、とにかく全員凄すぎる!変拍子、リズムチェンジの嵐に酔いしれよう!

そして、踊れないリズムで観客のダンスコンテストが繰り広げられる「ビーバップ・タンゴ」である。正直、映像無しで17分近くも聴くのはツライものがあった。あ〜、こういうことだったのね、と初めて納得。この曲のテイクは「ロキシー・アンド・エルスウェア」と同一のものである。

ん〜、この作品の魅力を語り尽くすことは難しい。とにかくザッパ・ファンは当然買うべきだし、ザッパを聴いてみたいけれど、どこから手を付けていいかわからないと思っているアナタにもお勧めです。
あぁ、この勢いで「ザッパ・イン・ニューヨーク」や「The Best Band You Never Heard In Your Life」の映像も観てみたいなあ。

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